実はアニメのシナリオライターをしていた話



こんにちは、株式会社バーグハンバーグバーグの山口、ARuFa、加藤です。

突然ですが実は我々、とあるアニメのシナリオを制作しています。




そのアニメというのがこちらの『コトリサンバ』

平日朝6時45分からテレビ東京で放送されている、「おはスタ」にて放送されているショートアニメです。

早速ですが、まずは実際にアニメ本編をご覧いただけますでしょうか。1分なので今見てください。今です。



『みんなで応援!』



いかがでしょう。子供たちが応援のかけ声について議論し、最終的に鉄球を振り回すというお話です。

…果たして、こんな力技なオチが通用するアニメが未だかつてあったでしょうか。

ここからは、そんな「コトリサンバ」が、どのようにして作られているのかをご紹介したいと思います。







まずはお話の内容を決める「シナリオ会議」を社内で行います。

1週間に5話放送されるコトリサンバのシナリオは、まさにアイデアの数が勝負……

そのため、アニメのシナリオは我々の些細な日常から生まれることが多々あります。

例えば、冒頭にご紹介した「鉄球で応援する話」は、このような流れでアイデアが生まれました。


1.『みんなで応援!』



……それはある日、「運動会」を題材にしたシナリオを考えていた時のこと。




加藤「うーん…なかなか良いオチが浮かびませんね……」




山口「そうね〜……なんか腹減って来ちゃったわ……」




山口「……ん?」










加藤「え? どうしました?」




山口「え? いや、顔が……鉄球……え?」




ARuFa「どうしたんですか〜、らしくないですよ〜?」




「これだ〜〜〜〜〜!!」

そう、偶然にも加藤とARuFaの輪郭が「鉄球」と完全に一致したため、『鉄球を振り回す』という画期的なオチを生み出すことができたのです。

腹持ちのいい鉄球は山口の大好物。空腹状態の山口が人間の輪郭を鉄球と見間違えるのも無理もないことですよね。

……この他にも、日常の些細な出来事から生まれたお話はたくさんあるため、ここからはその例をいくつかご紹介したいと思います。


次のお話はこちらです。


2.『打ち上げ花火』



はい、夜空に「ウンコの花火」が打ち上がるという、小学2年生が夏休みに見た夢のようなお話です。

このお話のアイデアは、長時間におよぶシナリオ会議の後に行った居酒屋で生まれました。




この日は、お話のオチについて互いに意見が合わず、会議後の居酒屋でも言い争いになってしまう始末。

迫りくる締切による焦りと、一歩も引けない意地の張り合いにより、卓上はピリピリとした空気に。

……しかしそんな時、我々が注文した串焼きに添えられていた味噌が偶然にも、





「完全」だったのです。




これに気付いた我々は、すぐさま「ウンコの花火が打ち上がる」というオチを思いつき、急いで居酒屋を飛び出してオフィスに戻ることに。

オフィスに戻った我々は、猛スピードでシナリオを書き上げ、締切ギリギリで先方へと提出!

無事「原稿を落とす」という最悪の事態を回避することに成功し、その後食い逃げの現行犯として逮捕されました。



3.『スイカ割り』



こちらは公式設定を無視し、「主人公のチョコラは、目を閉じていても全てを把握できる」という設定を勝手に追加したお話です。

作品全体の世界観すら変えかねないこのお話ですが、アイデア自体はほんの些細な出来事から生まれました。




…それはいつものシナリオ会議中、今回のテーマである「スイカ割り」について話していた時のこと。




加藤「そういえば、プレデターってスイカ割りで目を隠された時はどう見えてるの?」




プレデター「え? いや普通っスよ。うちらは熱を感知して物を視ることができるんですけど…」




プレデター「大体こんな感じで、目隠ししてもスイカの位置はわかっちゃいますよね(笑)」




ARuFa「セッコ〜! おまセッコ〜! もうお前スイカ割りすんなや〜〜。親孝行しいや〜」




プレデター「はい! もうスイカ割りしません!」




ARuFa「真面目か〜。真面目かゆうてキミ〜〜〜。ほなさいなら〜〜」




プレデター「はい! さようなら!」











加藤「……そうか、主人公は『熱探知』ができる設定にするのはどうだろう?」

と、このように、企画会議に参加していた真面目なプレデターが話題を提供してくれたおかげで、今回のお話が生まれたのです。

「会議に新しい風を起こすのは若手社員」とはよく言いますが、プレデターもなかなかやるものですね。







…さて、そんなこんなで完成したシナリオは、絵コンテを描かれ、その後声優さんに声を当ててもらうことになります。

皆さんもご存知の「アフレコ」というものです。




シナリオライターである我々も、声優さん達の演技が自分達のイメージと合致しているか等を確認するため、アフレコには毎回同席します。

とはいえ、声優さんたちの演技は『完璧で完全な最高』なので、基本的に我々は無言でニコニコしていることがほとんどです。




…それでは、そんな声優さんたちは、我々がシナリオを担当している「コトリサンバ」のことをどう思っているのでしょうか。




という訳でここからは、実際にコトリサンバの声優を務めてくださっている上田麗奈さん(左)大谷育江さん(真ん中)釘宮理恵さん(右)にお話を聞いてみましょう。


●アニメ「コトリサンバ」の印象はいかがですか?



大谷さん「シュール! 短い時間だから、時に『起承転結』ではなく、潔く『起・結』だったり『起・転』だったりの時があって、そのやりっぱなし感がたまらなく面白いです!」

釘宮さん「とても可愛くて、とてもシュールで、毎回の収録が本当に楽しいです!!」

上田さん「1分間の中に、ぷぷっと笑えるネタが満載で、収録中も笑いっぱなしです。楽しくなれて何だか心もほっこりするような温かい作品だなぁと思いました。大好きです」


●好きなお話はありますか?

釘宮さん「名探偵ベリーニャが出てくると、ワクワクしてノリノリで演じてしまいます」

大谷さん「チョコラがキャンディちゃんに『付き合ってください』とちゃんと言えなくて、崖から突き落とされた話

上田さんヤシの実を顔で割ってジュースを飲む話


●好きな寿司ネタは何ですか?

大谷さん「うに」

釘宮さん「うに、サーモン、えんがわ、芽ネギ、かんぱち」

上田さん「あらゆるサーモン」


●寿司を食べる時は『箸派』? 『指派』?

大谷さん「箸派」

釘宮さん「箸派」

上田さん「箸派」

――ありがとうございました。我々は指派です。







……さて、以上が弊社がシナリオを担当しているアニメ、「コトリサンバ」の制作風景になります。

非常に楽しいアニメなので、みなさんも是非ご覧ください。




それでは最後に、目が覚めたら身長が急激に伸びていた時の経験からアイデアを得たお話を発表し、お別れのご挨拶とさせていただきます。




それでは、さようなら。
 

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2016.02.08 Monday author :ARuFa category:お仕事の紹介 comment:- このエントリーを含むはてなブックマーク
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